産業翻訳者に必要な勉強は通信講座・独学勉強どちらでもいいの?

こんにちは。浅野 正憲です。

産業翻訳者として活動しながら、翻訳者を育成し、様々なテーマでブログを発信しています。

 

産業翻訳者を目指したい!

産業翻訳者になるための勉強をしたいけど、独学でも良いのかな?
でも、翻訳学校に通う大金もないし・・・

どうやったら産業翻訳者になれるだろう。

 

と、目指す上で色々な不安や疑問が出てくることもあります。

 

そこで今回は、産業翻訳者に必要な勉強は通信講座・独学勉強どちらでもいいのかというテーマでお話していきます!

※ここでお伝えしている産業翻訳は、企業のマニュアルやホームページ翻訳のことを指してます。

産業翻訳者に必要な勉強は通信講座・独学勉強どちらでも良いか?


まず、産業翻訳者に必要な勉強は通信講座・独学勉強どちらでもいいのかという質問ですが

答えは「イエス」です。

どちらでも結果的に産業翻訳者になれる可能性はあります。

 

独学は自分のペースで勉強でき、お金をかけずに勉強ができるというメリットがありますが
訳し方を間違えたまま覚えたり、時間がかかるなど結果が出るまでに遠回りすると思います。

 

通信講座であれば必要な勉強ができるので、独学よりも早く結果を出せる場合はあります。
もっと早く結果を出したければ、通信講座よりも「オンライン講座」がおすすめです。

どう違うかというと、通信講座は送られてきたテキストを基に勉強しますが
オンライン講座はテキストは送られてこずWEB上にある動画を見ながら勉強します。

 

時間をかけてでも自分で勉強する方が良いのか、お金を差し出すことに不安があるけど最短で産業翻訳者になりたいのか、ご自身のの目標次第で選ぶと良いと思います。

産業翻訳者になるには資格は必要?

産業翻訳者になるには、資格は必要ありません。

 

仕事を獲得するにはトライアルに合格するかどうかです。
資格は必要ありませんが、どうしても取得したい方もいると思います。

 

資格の勉強をすることで、スキルアップに繋がるので僕が知っている検定を2つご紹介したいと思います。

「翻訳実務検定(TQE)」

実務レベルの翻訳力があることの証明になる資格試験に「翻訳実務検定(TQE)」があります。

1971年から続く実績ある翻訳者養成スクール「サン・フレア アカデミー」が主催する資格試験になります。

 

70点以上のスコア取得者は「翻訳実務士」に認定され、成績優秀者は、サン・フレア所属の翻訳者として登録することができます。

 

ほんやく検定同様にインターネット受験が可能となっており、同時に「独語 」「仏語」「露語」「西語 」「中国語」「韓国語 」も受験することができます。

「JTFほんやく検定」

「JTFほんやく検定」の2級以上を持っていれば仕事を出す、という翻訳会社さんもあります
翻訳レベルが証明するために「JTFほんやく検定」を受けても良いかもしれません。

 

ほんやく検定は、1981年4月に発足した産業翻訳の業界団体「一般社団法人 JTF」が認定するネームバリューの高い翻訳スキルを証明できる検定試験です。

 

インターネットによる在宅受験が可能になっており、初級者向けの「基礎レベル:5級・4級」、実務経験者向けの「実用レベル:英日翻訳・日英翻訳」があるので、レベルに合わせてステップアップ受験ができるようになっています。

 

まずは基礎語学能力および「翻訳のセンス」の有無を判定する「基礎レベル:5級・4級」からチャレンジしてみましょう。

 

ほんやく検定2級以上に合格すると、JTF公式Webサイトにある「検定合格者リスト」(JTF会員専用)とJTF機関誌「日本翻訳ジャーナル」に自己プロフィールを掲載することができます。

プロフィールを閲覧した約170社あるJTF加盟の翻訳会社から仕事を依頼されるチャンスが広がります。

産業翻訳者になるにはどのぐらい英語力が必要か?


産業翻訳者になるには、TOEIC500〜600点以上もしくは英検2級より上~英検準1級の英語力が必要です。

 

高い英語力があるに越したことはありませんが、フリーランスの産業翻訳者を目指すのであれば英語力以上に、「翻訳スキル」を身につけることが重要です。

 

その翻訳スキルとは主にこちらの3つとなります。

・検索技術
・ITスキル
・営業力

後ほど詳しくご説明していきます。

英語力が足りてない方は、翻訳勉強の前に英語力をUPしよう!


TOEIC500〜600点以上もしくは英検2級より上~英検準1級の英語力の無い方は、翻訳の前に英語の勉強から始めましょう。僕が役立ったと思った参考書を一部挙げていきたいと思います。

文法を勉強して英語の基礎を習得する!

翻訳初心者は英語の基礎から勉強する必要があります。

「英文読解入門 基本はここだ!」 西きょうじ



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こちらの参考書は「英文読解」と名を売っていますが、読解の基礎のみならず文法の知識もしっかりと身につけられる参考書になっています。

 

代々木ライブラリーの出版なので、英文もうまくまとめられており、とても使いやすいです。

下手に分厚い文法書を読むよりもこれで勉強した方が分かりやすくていいです。

 

そしてなんといっても薄くて持ち運びやすい。
家で勉強する方もいるかと思いますが、僕は結構外に出て、図書館やカフェなんかで勉強することもあったので、とても便利でした。

単語で英語力を身につける!

斎藤式 マトリックス英単語塾 中学1500語」斉藤孝



(画像を押すとAmazonに飛びます)

これは、明治大学文学部教授の斉藤孝さんが考案した英単語帳で、単語がマス目に配列されているのが特徴で、声に出すことにより脳が活性化し、また単語間に関連があるので理解が深まります。

 

中学レベルの英単語を効率的に覚えるために、1500の英単語とその日本語が3つずつ、3拍子のリズムで録音されているので、とても覚えやすいです

 

また、これまでに発売されている英単語帳は、単語を一つずつ覚えるように設計されていますが、斎藤先生の学習法では、一度に3つずつ覚えるので、より効率的に英単語を学習していくことができます。

産業翻訳になるには専門的な知識が必要か?


ホームページやマニュアルは誰が読んでも分かるような文章で書かれていて、それを翻訳するのでそこまで深い専門知識は必要ありません。

浅野
何の知識も無いという方でも、産業翻訳をやりながら調べて知識を獲得していけば大丈夫です。
専門知識が無いよりかはあった方が良いし、あるに越したことはないですが、産業翻訳(マニュアル、ホームぺージの翻訳)ではそこまで深い専門知識は必要ありません。

【参考記事】産業翻訳者になるには?プロが教える最短ルートと勉強法!

産業翻訳者に必要な翻訳スキルを公開!


産業翻訳者になる上で必要な3つの翻訳スキルをお話しします。

ITスキル

基本的なパソコンの使い方はもちろん、
翻訳ツールの使い方や電子辞書の設定でITスキルが必要となります。

営業力

CV(履歴書)の書き方、日本語や英語でのビジネスメールの書き方
翻訳イベントの活用法、名詞の作成の仕方などです。

 

営業力を身につけていくことで、他の翻訳者と大きな差をつけれる可能性があります。

 

一番はトライアルに合格して安定的に仕事を獲得することですが
まだそこまで到達していない人は、翻訳イベントを活用して営業しましょう。

参考:フリーランスの翻訳者が軽視しがちな「営業力」とは!?

検索技術

最も重要なスキルが【検索技術】です。

単語やそのフレーズの訳し方、その分野で自然に使われている言葉や表現なのか等、英語の原文を訳した際に、日本語の言い回しとして自然かどうかを確認する為に裏取りをする必要があります。

産業翻訳者になるには、日本語力を勉強しスキルを身につけよう!


先ほど産業翻訳者になるには翻訳スキルを身につけることが必要で、その中でも検索技術が最も重要なスキルとお話ししました。

 

英語から日本語への訳文をつくる際は、

原文の意味を損ねず、自然で読みやすい日本語に置き換えることが重要です。

 

ただ、日本語力が重要だとお話した時に

「語彙力や表現を勉強したら良いんだ!」

と思い、翻訳の勉強をせずに読書ばかりして日本語力を身につけようとする人がいるんですね。

 

ですが、それは今やるべきことではありません。

 

日本語力を身につけるためには、読書をするのではなく、英語と日本語のペアを探してきて訳文をつくり、答え合わせをして勉強していく。

ひたすらそれ繰り返して練習量をこなすことです。

 

練習を重ねることで、適切な日本語や、どう表現したら良いかの感覚を掴んでいきます。

 

英語の勉強ばかりしても、産業翻訳者にはなれないように

読書ばかりしても産業翻訳者にはなれません。

 

読書が無駄という訳でなく、産業翻訳者を目指している方が今やるべきことは、練習量をこなしていくことです。

 

プロの産業翻訳者になって、定期的にお仕事をもらえるようになってきたら、スキルアップのために読書の時間も確保することをおすすめします。

プロの産業翻訳者として仕事をするなら辞書には投資しよう!

翻訳業界では「辞書はお金で買える実力」と言われています。

 

良い仕事道具を持つことで、良い仕事が出来ます。

辞書を少しずつ揃えていくことで勉強も加速しますのでプロになれる可能性も高くなります。

プロの産業翻訳者を目指すなら辞書には投資しましょう!

仕事獲得方法をご紹介!


フリーランスの産業翻訳者がどうやって仕事をとるのかお伝えします。

①クラウドソーシングサイトを活用する!

まずは、クラウドソーシングサイトで仕事を獲得する方法です。

 

クラウドソーシングサイトとは、クラウドワークスやランサーズなどのサイトにメンバー登録して、
仕事の依頼主と契約をするインターネット上で行われるマッチングサイトです。

 

仕事量や料金などはきちんと把握はしてませんが、 単価が安く、毎日が仕事の奪い合いなので、これらだけで仕事しようとするのは厳しいと思います。

 

ですが、トライアルで80~85点くらいの合格だと仕事が来るまで1~2ヶ月くらいかかることがあるので他のトライアルを受けたり、これらのクラウドソーシングサイトなどで稼ぎながら実績を積むことを手段としてはおすすめです。

②トライアルに合格する!

次にトライアルに合格する方法です。

トライアルとは各翻訳会社が設定している適性試験のようなものです。

 

フリーランスの産業翻訳者として活動した場合、トライアルの成績が良くて即戦力と見なされればすぐに仕事が来ます。

 

実力が上がれば、高レート(高単価)の仕事を獲得できるようになったり、
自分で仕事量を選べるので、フリーランスの産業翻訳者として稼ぐならトライアルを受けることをおすすめします。

 

僕は翻訳者を育成する講座を行っていますが、翻訳業で月収100万円以上稼がれている受講生さんもいます。

翻訳の勉強で英語レベルが高い人に共通するクセがある!


翻訳の勉強をしている受講生さんを指導してきて気づいた点があります。

 

英語レベルが高い人には【共通するクセ】がありました。

 

そのクセとは

 

「簡単な英単語を調べようとしない発想力」

 

例えば、

Washington(ワシントン)というアメリカ合衆国の首都がありますよね。
この「Washington」という英単語ですが、辞書で調べると”米国政府”という意味もあります。

 

TOEIC500~600点ぐらいの人だとこの英単語も調べるのですが
英語レベルが高い人だと単語自体が分かるので
「簡単簡単。これはワシントンだな」
と決めつけて、簡単な単語を調べないんです。

 

「調べたら2~3秒で解決するのに、その行動すらせず決めつけで訳してしまう」
英語レベルが高い人は、この行動がトライアル合格率を下げている可能性があるためご注意ください。

 

自分の固定概念を外して
「この英単語の意味はこれかも知れないけど、念のため調べよう!」
という意識をもって翻訳の勉強をしましょう。

翻訳の勉強で一番成長するのはトライアル!


産業翻訳者になる上で「トライアル」が最も実力がつくと言えます。

 

僕の中ではトライアル受験中に一気に実力が伸びて合格までいくイメージです。

勉強は「なんとなく」やりがちな傾向があり、ほんの少しだけ気持ちが緩くなる方もいます。

 

トライアルを受験することで、

「これに受かったら翻訳者デビューできる」

と思ったら、この表現は適切なのかと訳す時に慎重になったり、自分の訳した文を何度も確認したり、このチャンスを絶対に手にするぞと本気モードになるので、結果的に実力が上がる傾向があります。

 

実際に受講生の中でもトライアルを受けることで実力が上がると体感している方もいます。

 

トライアルに何社も不合格になると落ち込み諦めたくなります。

僕もトライアルに落ちた時は、

「本当に自分はなれるのだろうか・・・」

と不安になり諦めたくなる時期もありました。

 

ですが、諦めずに自分の実力アップに力を注ぎ、トライアルを受け続けたこそ今があります。

 

なので、トライアルに受からず落ち込んでも、諦めず試行錯誤しながら改善して実力アップを図りトライアルに再チャレンジしましょう。

諦めずにチャレンジし続けたら必ず成功への扉が開くはずです。

まとめ

プロの産業翻訳者を目指すなら辞書には投資をしましょう。

 

産業翻訳は英語が好きな人にとっては天職だと思います。
毎日英語に触れられ、英語力もどんどんアップするし、ストレスもなく仕事が楽しいと感じると思います。僕は翻訳の仕事をやってる時は「仕事」というより「趣味」をやってる感覚に近いです。

 

ですが、産業翻訳者を目指し稼げるようになるまでは時間がかかりました。

たくさんの時間やお金をかけ、無駄な経験もしてきました。

現在は翻訳者の育成に力を入れていますが、その無駄な経験が今とても生きています。

 

なぜなら、受講生さんに必要のない経験は、必要ないと言えるからです。

僕がした無駄な経験は受講生さんは経験する必要はないので、受講生たちには必要な事だけ取り組み最短で産業翻訳者を目指してほしいと日々精進しています。

 

この記事をきっかけに、1人でも多くの産業翻訳者が活躍することを楽しみにしています。

 
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