英語独自の用法をご存知ですか?

こんにちは。浅野 正憲です。
産業翻訳者として活動しながら、翻訳者を育成し、様々なテーマでブログを発信しています。

今回、お話する内容は翻訳者として活動していく上で必要になる部分でもありますが、
これから受けるであろうトライアルなどでも使われることのある「英語独自の用法」
についてお話していきたいと思います。

 

英語独自の用法について


英語独自の用法として知るべきは、使役動詞です。
例をあげれば、
「make」「let」「 enable」
のように、主語となる者が、目的語に対し、何かを「させる」ことを表す役割を担っています。
例文としては、
This music makes me high.
直訳すれば、
「この音楽は、私をいい気分にさせる。」
ですが、自然な日本語として訳せば
「私は、この音楽で、いい気分になる」
です。
無生物主語の場合は、
目的語となる人称代名詞を主語において、
文を作ると都合がいいでしょう。
この使役動詞は、頻繁に見受けられ、
英語の特徴ともいえる表現方法です。
実務や学術文書では、
「make」
と共に、頻繁にみる使役動詞といえば、
「enable」 (~にさせることができる)
が挙げられます。
例文としては、
This equipment enables you to implement the project more smoothly.
(この機械は、貴方に当プロジェクトを、よりスムーズに実行することを可能とさせる。)
これも、自然な訳にするには、youを主語とする文体として、
「この機械で、(貴方は)当プロジェクトをよりスムーズに実行することができるようになる。」と変えた方がいいでしょう。
また、「let」というのは、

一番、英語学習で習う使役動詞ですが、
これはたいてい、
「~させる」
というような言葉で訳はしないものです。
“Let’s go.”
のように、
「みんなで行こう。」
というのが典型ですね。
“I have to let you go.”
という言葉は、
「私は、君を首にしないといけない。」
という意味でつかいます。
また、
”I let you in.”
は、
「私は、君を中に入れる。」
という風な使役ではない動詞句になります。
「知ってはいたけど、間違えて訳してしまっていた」
という話はよく聞く話です。
訳し方となりますと、「正しい日本語を書くこと」や「読解力」といった部分にもなってきますが、使役動詞の訳し方を習練することは、頻繁に使われるだけに和訳翻訳者として
とても重要なことだと心がけましょう。

自分で翻訳した後に音読してみて、
「何かがおかしいな」
「もう少し読みやすい日本語にならないかな」
と違和感を感じた時には、
一度身につけた翻訳スキルを駆使してみてください。
そうやって感じた違和感を少しずつでも修正していくことで、
あなたの翻訳スキルだけでなく、英語力や正しい日本語を書く力、読解力なども
高くなっていくのではないかと思います。

 
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