日本語にない英語表現をどう訳すべきか

こんにちは。浅野 正憲です。
産業翻訳者として活動しながら、翻訳者を育成し、様々なテーマでブログを発信しています。
最近、会話の中で、カタカナ語として
コミット(commit)するという言葉を使っている場面に遭遇したことはありませんか?
コミットって、どういう意味かというと、
実は、日本語で表現すると分かりにくい言葉なのです・・・
そこで今回は、日本語にない英語表現をどう訳すべきかについてお話していきます。

 

日本語にない英語表現をどう訳すべきか


コミットを単純に訳せば、
「何かを、実行する」

という意味ですが、
同じ「実行する」でも、意志の強さも付随している言葉です。
実例としていえば、嫌な意味になりますが、
He committed a crime. (彼は罪を犯した。)
のように、 犯罪の実行に使われたり、
I am committed to this volunteer activity.
(私は、この奉仕活動に自らを投じている。)
のように他動詞の受身形にして、強い貢献の意志を表したりもします。
名詞としてコミットメント(commitment)という場合も聞かれますが、
これは、まさに貢献、強い意志での実行であり、
「結婚できないのは、パートナーに対してのコミットメントに自信がないからだ」
という使い方もできます。
このcommitのような、日本語で直接表せない表現は、その他数多くあります。
だからこそ、カタカナで表現したりする場面があるのですが、
翻訳者の作業としては、commitを含めてこのような英単語に関しては、
その前後関係や目的毎に解釈を変え、和訳していかなければなりません。
浅野
ここで大事になるのが、読解力と表現力です。
その文毎に、適合する訳語を当てはめるだけの読解力と表現力を磨いていないとなりません。
先ほどの
「結婚できないのは、パートナーに対してのコミットメントに自信がないからだ」
を書き換えて
「結婚できないのは、パートナーに対し、尽くしていく自信がないからだ」
とするような感じです。
単に辞書引きのように、1単語に1和訳語という覚え方では、翻訳作業をするには限界があります。
単語と文を重ねた訳語例を知っておくと便利でしょう。
読解力が大切であるということも
しっかりとご理解いただいた上で、翻訳スキルに磨きをかけ、実際にお仕事の場で活かしていってくださいね。

まとめ


まずは、翻訳スキルの上達を目指し、
「ITスキル」「検索技術」「営業力」を身につけ、
そこから「読解力」「英語力」に磨きをかけていく。
これができるようになれば、
あなたも本当の意味で翻訳者として活躍することができます。
学ぶことを忘れず、翻訳者としての技量を高めていってくださいね。

 
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