役職名は、慎重に調べて訳語を充てるべき!

こんにちは。浅野 正憲です。
産業翻訳者として活動しながら、翻訳者を育成し、様々なテーマでブログを発信しています。

皆さん、翻訳する際に、役職名は慎重に調べて訳語を充てていますか?

今回は受講生さんを見ていて、感じた行動からテーマを元に記事を書いていきたいと思います。

 

役職名は、慎重に調べて訳語を充てるべき!


翻訳をしていて、単純に「この単語の意味はこれだから、これを入れて・・・」
と翻訳してしまっている方が非常に多く見られます。
僕自身、これまでに何人もの受講生の翻訳文を見てきて、
「本当にちゃんと意味を調べているのかな?」と感じる文章が多いんです。

浅野
特に、英語力に自信のある方ほど、「これはこのように訳す」という経験があるからこそ、そのような単純作業を行なってしまっている方がいます。
実は、簡単な単語や文章でも、慎重に調べなければならないということは、しばしばあります。
例えば、外国企業の役職名、または、外国政府や組織の役職名や地位に
訳語を当てはめることは、翻訳作業で重要な部分です。
そこで注意しなければならないのは、

単語通りに訳をすることが、常に正しいとは限らないことです。
いい例が、Vice Presidentです。

これは、アメリカの大統領をPresidentと呼び、
Vice Presidentが、副大統領となっているので、

Presidentを社長と呼ぶのなら、
Vice Presidentは、副社長という発想になると思います。
ですが、それは間違いです。

アメリカの企業ですと、Vice Presidentは、
Presidentの下に就く各部署の総括マネージャーのような役割で、
Vice Presidentは、日本企業でたとえれば、部長のようなものです。
従いまして、Vice Presidentは1名だけではなく、複数いることになります。
同様に、日本でも馴染みとなったCEOというタイトルですが、
これは、「最高経営責任者」という意味ですが、これは社長と必ずしも同等ではありません。
アメリカでは、1企業にCEOとは別に社長がいる場合があります。
これは会社組織の構造の違いが起因しています。
このような場合、何よりも、依頼人にきくことが先決です。
すでに会社で用意されている場合もあります。
または、英文字やカタカナのままにする場合もあります。
役職名は、地位を表す大事な単語です。
訳文を受け取る側のイメージを大きく変えるため信用にも関わります。
実情を知り、慎重に言葉を選びましょう。
このように、簡単に見える単語でも、しっかり調べて翻訳するよう
心がけてください。
こういった内容も、『翻訳スキル』を使うということをしっかりと
理解されている方であれば、必ず対処できると思います。
実情を知り、慎重に言葉を選びましょう。

 
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